RESEARCH & REPORTS

研究・レポート

結果だけでなく、その過程を見る。
記録から、ジュニアアスリートの育ち方を考えます。

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OUR APPROACH

記録を、
選手を支えるヒントに。

大会への出場記録やランキングの推移から、成長とキャリアの過程を考えています。現在は男子テニスを中心に分析しています。

データに見える傾向を、一人ひとりの正解にすることはできません。対象と限界を示し、選手・保護者・指導者が話し合うための材料として伝えます。

REPORT 01 / 成長の過程

伸びない時期は、
次のレベルへの「対応期」かもしれない。

ポイントの変化だけでは、見えない挑戦があります。

何を調べたか

日本人男子ジュニア11名・464大会の記録から、ポイントの伸び方と、出場大会のグレード・勝率の関係を調べました。

見えてきたこと

ポイントが「伸びる」から「止まる」へ切り替わった29回のうち、23回で出場大会のグレードが上がっていました。

再び伸びる局面では、グレードの平均変化は小さく、勝率が回復。新しいレベルで経験を積む「対応期」として捉えられる可能性があります。

「対応期」の考え方
  1. 01上のグレードに挑戦する
  2. 02勝率が下がり、ポイントが停滞する
  3. 03そのレベルで勝てるようになる
  4. 04ポイントが再び伸びる

分析の解釈を示す概念図です。すべての選手が同じ過程をたどるわけではありません。

ここでの「成長・停滞」はランキングポイントの変化を指し、身体の成長や能力そのものの測定ではありません。少人数の観察結果であり、大会のグレードを上げれば成長するという因果関係は示していません。

資料:ジュニアテニス.com「ジュニアからプロへの移行戦略」(2026年9月)、対応期の分析・表3/表4。原資料に記載されたデータ源:ITF公式の出場記録、CoreTennisのランキング履歴。対象記録:2021〜2026年。集計結果を抜粋して紹介しています。

REPORT 02 / キャリアの移行

ジュニアからプロへ。
移行の時期と経験を考える。

ジュニアの成績に加え、プロ大会での経験にも目を向けます。

何を調べたか

海外選手のランキング履歴をもとに、初めてATPランキングが付いた時期と、上位ランキングへの到達時期を整理しました。

見えてきたこと

資料で集計したトップ10到達者22名では、初ATPランキングの中央値は16歳6か月、トップ100到達は19歳3か月でした。

ジュニアを主戦場にする選手、早くからプロ大会へ移る選手、大学を経由する選手など、歩み方には違いがあります。

トップ10到達者22名の集計
  1. 初ATPランキング16歳6か月
  2. ATPトップ300到達18歳0か月
  3. ATPトップ100到達19歳3か月

各到達年齢の中央値。1人の選手の経過ではなく、推奨年齢や期限を示すものでもありません。ATPランキングは男子プロテニスのランキングです。

トップ10到達者を選んだ集計には、同様の経験をしても到達しなかった選手が含まれません。早期の移行が成功をもたらすという因果関係や、成功確率を示すものではありません。

資料:ジュニアテニス.com「トップ10への移行戦略 統合版」(2026年9月11日時点・表1)、「海外モデルケースと移行期の検証」(2026年9月)。原資料に記載されたデータ源:CoreTennisの週次ランキング履歴。集計結果を抜粋して紹介しています。

OUR PRINCIPLES

研究を伝えるときに、
大切にすること。

  1. 結果と解釈を分ける

    数値から確認できることと、そこから考えられることを区別し、対象と分析の限界を添えます。

  2. 個人情報に配慮する

    このページでは集計結果を中心に紹介し、未成年選手の個人名や個別の分析結果は掲載しません。

  3. 本人の選択を支える

    研究を一律の正解として押しつけず、選手とまわりの大人が話し合うための材料にします。

RESEARCH COLLABORATION

記録を、次の支えにつなげる。

分析内容に関するご質問、研究協力、取材のご相談をお待ちしています。

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